暖房の活発化によるコロナ感染症拡大を防げ

これから寒くなるにつれて暖房が活発化し、日本でもコロナ感染が再び広がる懸念があります。暖房で相対湿度が下がると、口鼻からの唾液滴が乾燥が急速に水分を失うため、一部のウィルスが活性を維持したまま、空気中に滞留し、感染につながる可能性があります。

このような「空気感染」に対する対策は以下の4つが考えられます。

1)換気する。
2)常時マスクを着用する。
3)室内の相対湿度を50%以上に保つ。
4)空気清浄機でウィルスを不活性化する。

私の部屋で実験していますが、電気屋さんで買えるような加湿器では、部屋の湿度数%以上上げることはできないようです。そうすると、残りの1,2,4に心がけることになります。

セントラルヒーティングで暖房している大きなビルが問題です。窓を開けるなど積極的な換気を心がけるべきです。

また、オフィスなどでは、暖房を控えめ(結果として、部屋の相対湿度が高めになる)にして、マスクの装着を引き続き奨励すべきです。

根本的な対策は最後の4かもしれません。乾燥ウィルス粒子が、室内に蓄積することが問題なので、それをフィルターで取り去るか、紫外線や光触媒で完全に不活性化するわけです。

加湿器・空気清浄機の普及率は日本はダントツに高い(花粉症のおかげ)ので、日本の第6波は、諸外国に比べて弱いかもしれません。