火山におけるシアン化合物の合成:Formation of Cyano-compounds
Mukhin(1976)はカムチャッカと千島列島の活火山で熱水領域の液体試料とAlaid火山の岩滓領域からガスサンプルを取得した。Alaid火山からのガス試料の温度は900-1000°Cで、0.01mg/lのCN-が含まれていた。Govnin火山の沸騰湖と、国後島とカムチャッカ半島のボアホールの液体サンプルからはCNS-イオンを検出した。Uzon火山のカルデラからの液体資料からはフェロシアンイオン(Fe(CN)6-3とFe(CN)6-4)が検出された。
火山ではマグマによる高温を使って、シアン化合物が合成されていると考えられる。
Mukhin, L.M. 1976, Origin of Life, 7, 355-368.