母親が両膝の置換手術を行いました。

長年の懸案でしたが、本人がどうしても嫌がって実現しませんでした。一昨年の韓国旅行から母の行動をみると、膝の痛みが急速に悪化しているのがわかりました。早晩歩けなくなると判断し、説得しました。手術を受けるなら両足同時にしたいとの希望を受けて、東京葛飾の新葛飾病院を紹介してもらいました。ここは、濱先生という名医がいて、多くの膝関節置換手術を施術しています。濱先生との相談の結果、本人の年齢(80歳)を考慮して、二週間ずらして右左の連続手術となりました。

1月の下旬から3月の下旬までの2カ月入院。その後、病院の近くのウィークリーマンションに滞在して、リハビリに励みました。新葛飾病院は、たくさんの症例を得てスタッフが経験豊富でした。また、リハビリスタッフの士気が高く、非常に充実したリハビリを施していただきました。おかげで、術後の回復は順調で、4月の終わりの今は、杖もつかずに歩き回れるほどになりました。階段の上り下りはまだ怖いようですが、普段の生活には支障がありません。一昨日、東京から下関まで連れ帰ったところです。

母はこれで一人暮らしを続けることができそうです。母の苦労が多かった人生の最後の部分がこれで充実したものになるといいと思います。それを可能にしてくれた、濱先生をはじめとする新葛飾病院のスタッフのみなさんと医療技術の進歩に感謝したいと思います。