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戎崎の科学は一つ

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2011年9月

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2011年9月12日 / 最終更新日時 : 2023年8月9日 戎崎 俊一 福島第一原子力発電所事故

原子力発電所メルトスルー事故後のコンクリートマグマプールの拡大について

福島第一原子力発電所においては、冷却能力の喪失により炉心が破壊され、燃料棒集合体の一部は崩落して格納容器まで落下したと考えられている。さらにその一部もしくは全部が、格納容器を貫通して基盤コンクリートまで落下している可能性が否定できない。落下した燃料棒は、発熱を続け基盤のコンクリートを破壊する。コンクリートは水和エネルギーで固体となっており、約2MJ/kgの熱を受け取ると溶融する。コンクリートと燃料棒が混ざった溶融物をここでコンクリートマグマと呼ぶ。落下した燃料棒の周りには、コンクリートマグマのプール…

2011年9月7日 / 最終更新日時 : 2023年4月18日 戎崎 俊一 人工脳

計算機に創造性は宿るだろうか?(1): Can a computer have creativity? (1)

計算機に創造性は宿るだろうか?人間の脳は約1000億個の神経細胞からできているといわれている。神経細胞は、ニューロンモデルという数学モデルで表現される。ニューロンモデルにおいては、約一万個の入力に重み係数をかけて積算し、その値が閾値を越えると興奮状態となるとする。この機能を電子計算機で代替するために、どのくらいの計算能力が必要だろうか?1万個の入力に対して、1ミリ秒以内に積算と加算という二つの演算を実行するのだから、2×1000×1000=2×107演算/秒つまり、約20 Mflopsの計算速度に相…

著者プロフィール

戎崎 俊一(えびすざき・としかず)
1958年山口県生まれ。大阪大学理学部物理学科を卒業後、東京大学理学系研究科天文学専攻に進学。NASA研究員、神戸大学助手、東京大学助手、同助教授を経て、1995年から理化学研究所主任研究員、2024年より同研究所客員主管研究員。天体物理学と計算科学を中心にそれらを含んだ学際研究に取り組み、分裂しすぎた諸科学の再統合を志向している。著者に『ゼミナール宇宙科学』(東京大学出版会)、訳書に『銀河の世界』(エドウィン・ハッブル著、岩波書店)、『時間・空間・重力 相対論的世界への旅』(ジョン・アーチボルト・フィーラー著、東京化学同人)、『宇宙創世記 ビッグバン・ゆらぎ・暗黒物質』(ジョセフ・シルク著、東京化学同人)、『科学はひとつ』(学而図書)などがある。『科学はひとつ』は、「戎崎の科学は一つ」の記事を抜粋し、書下ろしの解説を加えて作られた。

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