カンブリア紀初期の熱水孔生物群の化石の発見:Discovery of fossiles of a hydrothermal venting community in early Cambrian period

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カンブリア紀初期の熱水孔跡(左)と熱水生物群の化石(右)

中国南西部の下部カンブリア期のNiutitang層群の重晶石(硫酸バリウムが主成分)は、この重晶石鉱床は熱水堆積物の鉱床である。顕微鏡の観察で、藻類、海綿類の針骨、チューブ型化石がこの中に保存されていることが分かった(Yang et al 2008)。さらに、これらの化石は、現在の太平洋の深海底の熱水孔生物群とよく似た性格を持っていることが分かった。これらは、カンブリア紀初期にはすでに熱水孔生物群はすでに盛んだったことを示している。

Yang R. et al. 2008, Progress in Natural Science 18, 65-70.