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戎崎の科学は一つ

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2011年12月27日 / 最終更新日時 : 2023年4月29日 戎崎 俊一 時事問題

提言:国家戦略の転換: A Proposal for new national strategy

TPP参加の議論が本格化し、日本の農業を見直す機会がやってきた。また、太陽活動サイクル24はことのほか太陽活動が不活発で、黒点がほとんど表れない太陽活動極小期に次のサイクルから突入する可能性が指摘されている。21世紀第二四半世紀(2025-2050年)から、15-18世紀のような小氷河期となり気候の寒冷化が進行する可能性がある。その時は、東北・北海道ではコメが不作となるに違いない。世界人口のピークは2030年から2050年とされており、この時期に予想される世界的食糧危機の克服が国家的な課題となる。こ…

2011年12月26日 / 最終更新日時 : 2023年8月9日 戎崎 俊一 気候変動

過去2000年の気温変化と王朝の盛衰

年輪から求められた過去2000年の気温変化。世界史上の主要事件を重ね書きした。The Temperature anormalies of the past 2000 years reconstructed by tree rings. The major events of the world wide history were plotted by Toshikazu Ebisuzaki. The original version of this figure was prepared by Ro…

2011年12月22日 / 最終更新日時 : 2023年8月9日 戎崎 俊一 地震と津波防災

東海地震について

図1:東海地方では2000年から2003年にかけてスロー地震が起こったAndo1975によれば、白鳳時代から現代まで南海トラフで起こったM7以上の巨大地震の記録が残っている。地震で動いた領域を土佐湾沖(A)、紀伊水道沖(B)、熊野灘沖(C)、遠州灘・駿河湾(D)に分けて議論すると、両者が同時に起こる場合と、東南海部分(CとD)が先に動き、南海部分(AとB)の地震が数年後に起こる二つのパターンがあることがわかる。 Table 1: 過去の南海トラフ巨大地震(Ando 1975)————…

2011年12月21日 / 最終更新日時 : 2023年4月10日 戎崎 俊一 種の起源と生物進化

海綿類のシリカ鉱化に関する二つの遺伝子の起源: Origins of two genes related to the silca biomineralization in Sponges

普通海綿綱と六放海綿綱の主な骨格要素はアモルファスシリカでできた針状骨である。特に、普通海綿類は、シリカ骨格の合成を触媒する(Shroeder et al. 2007)。単量体シリカからシリコーン繊維への重合反応を触媒するシリカテイン(silicatein)と呼ばれる酵素は、カセプシン(capthesin)によく似た構造を持っているが、他のカセプシン族はシステインタンパク分解酵素ではあるが、シリカ重合能力はない。最もよく似ているカプセシンLは、人間においては破骨細胞で発現している。反対に、シリコーン…

2011年12月21日 / 最終更新日時 : 2023年4月10日 戎崎 俊一 種の起源と生物進化

紫外線フィルターとしての生物鉱化外殻: Biomineral Outer Shell as an UV Filter

Cyrtoidea” from Ernst Haeckel’s Kunstformen der Natur, 1904多くの生物は鉱化外殻を持つ。現生の生物では、円石藻、有孔虫(炭酸カルシウム)、珪藻、放散虫(シリカ)などの植物プランクトンが美しい外殻を持っている。また、サンゴ類(炭酸カルシウム)や海綿類(シリカと炭酸カルシウム)の外殻を作っている。光合成をする水生生物に外殻を持つものが多いように思われる。水中に豊富にある重炭酸イオン(HCO3-)の利用が、必然的に炭酸塩の析出を促すことはすでに論じ…

2011年12月21日 / 最終更新日時 : 2023年4月7日 戎崎 俊一 イベント

第10回国際JEM-EUSO会合:The Tenth International JEM-EUSO meeting

第10回国際JEM-EUSO会合が12月5日から10日の日程で理研和光キャンパス仁科ホールで開催されました。日本を含めて11か国70人が参加しました。うち外国人は39人でした。The 10th International JEM-EUSO meeting took place at Nishina-Hall of RIKEN Wako campus on 5-10 December 2011. Seventy researchers, including 39 foreigners, from 11…

2011年12月14日 / 最終更新日時 : 2023年4月7日 戎崎 俊一 イベント

Beyond 研究会:ワークショップ「オーロラ、音、宇宙」

  2011.12.1717:00 司会挨拶:潮田知彦17:05 ワークショップ内容とパネラーの紹介:逢坂17:10 プレゼンテーション-1:片岡龍法氏17:40 プレゼンテーション-2:クリストフ・シャルル氏 18:10 「オーロラ、音、宇宙」音と映像によるコラボレーションワーク     :クリストフ・シャルル+片岡龍法氏18:40 会場との質疑応答19:00 閉会挨拶:戎崎先生パネラークリストフ・シャルル Christophe Sharles(筑波大学(’96年)及びフランス国立東洋文化東洋言語…

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著者プロフィール

戎崎 俊一(えびすざき・としかず)
1958年山口県生まれ。大阪大学理学部物理学科を卒業後、東京大学理学系研究科天文学専攻に進学。NASA研究員、神戸大学助手、東京大学助手、同助教授を経て、1995年から理化学研究所主任研究員、2024年より同研究所客員主管研究員。天体物理学と計算科学を中心にそれらを含んだ学際研究に取り組み、分裂しすぎた諸科学の再統合を志向している。著者に『ゼミナール宇宙科学』(東京大学出版会)、訳書に『銀河の世界』(エドウィン・ハッブル著、岩波書店)、『時間・空間・重力 相対論的世界への旅』(ジョン・アーチボルト・フィーラー著、東京化学同人)、『宇宙創世記 ビッグバン・ゆらぎ・暗黒物質』(ジョセフ・シルク著、東京化学同人)、『科学はひとつ』(学而図書)などがある。『科学はひとつ』は、「戎崎の科学は一つ」の記事を抜粋し、書下ろしの解説を加えて作られた。

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