TPP参加の議論が本格化し、日本の農業を見直す機会がやってきた。また、太陽活動サイクル24はことのほか太陽活動が不活発で、黒点がほとんど表れない太陽活動極小期に次のサイクルから突入する可能性が指摘されている。21世紀第二四半世紀(2025-2050年)から、15-18世紀のような小氷河期となり気候の寒冷化が進行する可能性がある。その時は、東北・北海道ではコメが不作となるに違いない。世界人口のピークは2030年から2050年とされており、この時期に予想される世界的食糧危機の克服が国家的な課題となる。こ…
普通海綿綱と六放海綿綱の主な骨格要素はアモルファスシリカでできた針状骨である。特に、普通海綿類は、シリカ骨格の合成を触媒する(Shroeder et al. 2007)。単量体シリカからシリコーン繊維への重合反応を触媒するシリカテイン(silicatein)と呼ばれる酵素は、カセプシン(capthesin)によく似た構造を持っているが、他のカセプシン族はシステインタンパク分解酵素ではあるが、シリカ重合能力はない。最もよく似ているカプセシンLは、人間においては破骨細胞で発現している。反対に、シリコーン…
Cyrtoidea” from Ernst Haeckel’s Kunstformen der Natur, 1904多くの生物は鉱化外殻を持つ。現生の生物では、円石藻、有孔虫(炭酸カルシウム)、珪藻、放散虫(シリカ)などの植物プランクトンが美しい外殻を持っている。また、サンゴ類(炭酸カルシウム)や海綿類(シリカと炭酸カルシウム)の外殻を作っている。光合成をする水生生物に外殻を持つものが多いように思われる。水中に豊富にある重炭酸イオン(HCO3-)の利用が、必然的に炭酸塩の析出を促すことはすでに論じ…
第10回国際JEM-EUSO会合が12月5日から10日の日程で理研和光キャンパス仁科ホールで開催されました。日本を含めて11か国70人が参加しました。うち外国人は39人でした。The 10th International JEM-EUSO meeting took place at Nishina-Hall of RIKEN Wako campus on 5-10 December 2011. Seventy researchers, including 39 foreigners, from 11…