戎崎は、2013年4月29日と30日の二日間にわたって行われたG8 International Conference on Open Data for Aglicultureに出席した。これは、公的資金を使って行われた農業関連のデータの公開が全球的な食糧安全保障の増加に重要であるとの認識にたって開催された会である。データの公開は米国オバマ政権の公約の一つ(http://www.whitehouse.gov/open)でもあり、ホワイトハウスのスタッフが力を入れている。実際、公的な資金を取り扱う米国の…
ホウ酸分子1つとビタミンC分子2つが錯体を作るホウ素は必須微量元素であるが、動物と人間の体内の中での生化学的機能についてはまだよくわかっていない。ホウ素は、エステル架橋による結合で、生体物質の安定化に寄与していると考えられている。Kose and Zumreoglu-Karan(2009)は、ビタミンC(H2A)のホウ酸と の1:1および2:1の陰イオン錯体をLi+、Na+、Ca2+イオンとの塩の中に中に見出した。2:1錯体の方が、1:1錯体より、熱的および加水分解安定性が高い。ビタミンCは、五単糖…
左:Blankenship and Hartman 1998が提案したOECの進化モデル。まず、バクテリオクロロフィルにマンガンカタラーゼが結合して、過酸化水素の酸化を光触媒することになった。これがOECに進化した。右:CaMn2O4の鉱物の構造(a)と光合成系IIの酸素発生[CaMn2Ox]クラスタの構造。両者はよく似ている。シアノバクテリアが地球大気の酸素を作り出した。その酸素発生複合体(Oxygen Evolving Complex: OEC)は、水の酸素分子への酸化を触媒するもので、4つのマ…