ゲノム不安定な表現型を示す放射被爆細胞のクローンは、恒常的に活性酸化種のレベルが増加している。酸化ストレスとミトコンドリア機能不全は、電離放射被爆を生き残った細胞クローンの不安定な表現型発現に寄与しているかもしれない(Kim et al. 2006)。癌を含む病気や疾患の原因としてミトコンドリアの機能不全の可能性が指摘されている。Limoli et al. (1998)は電離放射による不安定クローンのミトコンドリアで機能不全のレベルが増加し、またミトコンドリア膜のポテンシャルが低下がみられる報告して…
インド亜大陸西北部(北部パキスタン)と東北部(アッサム地方)に、カーボナタイト鉱床が存在する。北部パキスタンにおいては、30Maぐらいの年齢を持つ若いカーボナタイト(Sillai PattiとLoe Shilman)と300Maぐらいの年齢をもつ古いもの(KogaとJhambil)に分けられる(Tilton et al 1998)。前者は、大および小ヒマラヤの変性帯の中にシート状に存在している。Nd、Sr、Pbの同位体比の結果は東アフリカ地溝帯(120Ma-0Maに活動)のカーボナタイトと一致してい…