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戎崎の科学は一つ

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2012年8月

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2012年8月18日 / 最終更新日時 : 2023年4月29日 戎崎 俊一 科学論

米国National Science Foundation本部ビル玄関の銘板

Liberty is the great parent of science and of virtue; and a nation will be great in both in proportion as it is free. Thomas Jefferson 1743-1826自由は科学と美徳の偉大な源である。そして、国家は自由になるにつれて、科学と美徳の両方で偉大になる。トーマス・ジェファーソン 1743-1826(翻訳は戎崎、写真は戎崎が2010年6月28日に撮影)…

2012年8月10日 / 最終更新日時 : 2023年8月9日 戎崎 俊一 種の起源と生物進化

低線量率被爆した父親(チェルノブイリ清掃作業従事者)の子供におけるゲノム不安定の解析

イオン化放射線に対する低線量被ばくした父親(チェルノブイリ事故の清掃労働者)と被ばくしていない母親の間に生まれた、被爆していない子供の、ゲノム不安定を調べた(Aghajanyan et al. 2011)。父親たちの清掃従事時間は2-6か月にわたり、その平均被爆線量は226 mSvだった。異常細胞頻度、染色体型異常頻度、そして染色体切断頻度は、清掃労働者の父親とその子供において、コントロールよりも有意に(2-3倍)高かった。染色体切断頻度(100細胞に4-5個)は、父親の被爆と妊娠の時間とは無関係だ…

2012年8月10日 / 最終更新日時 : 2023年4月10日 戎崎 俊一 種の起源と生物進化

アカゲザル精源細胞における放射線による染色体相互転座の誘発: The induction by ionizing radiation of chromosomal aberration in rhesus monkey pre-meiotic germ cells

アカゲザル精源細胞における放射線による染色体相互転座の誘発アカゲザル精源幹細胞における染色体相互転座の放射線による誘発を、精母細胞の分裂中期における遺伝子多価解析によって調べた(van Buul 1989)。動物は、1Gyのγ線にさらされた。線量率の140 mGy/minの時の回復後の相互転座の頻度は0.43%で、コントロールの約10倍以上だった。線量率を0.2 mGy/minに下げても逆位頻度は変わらなかった。アカゲザルのような放射線に対する感度が高い種は比較的高い敷居線量を示し、線量率の減少によ…

2012年8月10日 / 最終更新日時 : 2023年4月10日 戎崎 俊一 種の起源と生物進化

ウランとトリウムに富む南アルプスのモナザイト: A uranium- and thorium-rich monazite from a south-alpine

南アルプスのピオナとコモ湖周辺のペグマタイトは希少な鉱物を産出することで有名である。「Filone della Malpensa」と呼ばれる鉱物は、希土類を最も豊富に含んでおり、大変興味深い。同様の鉱物は、バルテリナ谷とベルゲル山塊に広くみられる。この緑色のペグマタイト鉱物は、もともとランタンとセリウムのリン酸化物として記述され、単位結晶パラメータは、モナザイトと一致していた。しかし、可視光の吸収スペクトルのような物理的な性質が普通のモナザイトと違っている (Gramaccioliet al. 19…

著者プロフィール

戎崎 俊一(えびすざき・としかず)
1958年山口県生まれ。大阪大学理学部物理学科を卒業後、東京大学理学系研究科天文学専攻に進学。NASA研究員、神戸大学助手、東京大学助手、同助教授を経て、1995年から理化学研究所主任研究員、2024年より同研究所客員主管研究員。天体物理学と計算科学を中心にそれらを含んだ学際研究に取り組み、分裂しすぎた諸科学の再統合を志向している。著者に『ゼミナール宇宙科学』(東京大学出版会)、訳書に『銀河の世界』(エドウィン・ハッブル著、岩波書店)、『時間・空間・重力 相対論的世界への旅』(ジョン・アーチボルト・フィーラー著、東京化学同人)、『宇宙創世記 ビッグバン・ゆらぎ・暗黒物質』(ジョセフ・シルク著、東京化学同人)、『科学はひとつ』(学而図書)などがある。『科学はひとつ』は、「戎崎の科学は一つ」の記事を抜粋し、書下ろしの解説を加えて作られた。

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