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戎崎の科学は一つ

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2012年10月13日 / 最終更新日時 : 2023年4月10日 戎崎 俊一 種の起源と生物進化

人工多能性幹細胞を誘導する遺伝子群と多細胞生物の進化:Genes induce pluripotent stem cells and the evolution of multicellular organisms

山中の発見は4つの遺伝子(Oct3/4、SoX2、c-Myc、Klf4)を細胞の中で同時に発現させると万能幹細胞になるというものだった(Takahashi and Yamanaka 2006)。Oct3/4とSox2は初期胚と幹細胞において、万能性の維持の機能を持っている。一方、c-MycとKlf4とは癌に関係する遺伝子である。c-Mycはヒストンのアセチル化を誘導する遺伝子らしい。Klf4はMycによって誘導されるアポトーシスを抑制する機能を持っていると言われている。さて、Sox2は、細胞分化に深…

2012年10月12日 / 最終更新日時 : 2023年4月7日 戎崎 俊一 イベント

ノーベル生理学・医学賞特別講演会「iPS細胞とは何か?(仮題)」

10月20日(土) ノーベル生理学・医学賞特別講演会「iPS細胞とは何か?(仮題)」(事前申込・先着順)2012年は、日本人の科学者がノーベル生理学・医学賞を受賞されました。これを記念し、山中伸弥教授らのノーベル賞受賞研究について紹介する緊急講演会を以下のように開催します。日 時:2012年10月20日(土)14時~15時場 所:4階B室シンラドーム内 容:14時~14時40分 講演「iPS細胞とは何か?(仮題)」     14時40分~15時 Q&A        2012年のノーベル生理学・医学…

2012年10月1日 / 最終更新日時 : 2023年4月10日 戎崎 俊一 種の起源と生物進化

デッキンソニアの平板動物との類似性と原生代における後生生物の食餌法:Dickinsonia and the evolution of late Proterozoic metazoan feeding modes

デッキンソニアとその這った後の化石(左)とその動物の系統樹上での推定分岐位置(右)ディッキンソニアは、エディアカラ生物群の中で最も目立つ生物であるが、系統学上の位置は、議論の的になってきた。Sperling and Vinter (2010)は、ディキンソニアが、現在の世界の熱帯の海に広くみられる平板生物(後生動物)と類似性が高いと結論した。現生の平板動物(センモウヒラムシ)はディッキンソニアと比べて、大きさと軸方向の構造に関して違いがあるが、これらの差は、基幹グループと分岐グループの差で説明できる…

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著者プロフィール

戎崎 俊一(えびすざき・としかず)
1958年山口県生まれ。大阪大学理学部物理学科を卒業後、東京大学理学系研究科天文学専攻に進学。NASA研究員、神戸大学助手、東京大学助手、同助教授を経て、1995年から理化学研究所主任研究員、2024年より同研究所客員主管研究員。天体物理学と計算科学を中心にそれらを含んだ学際研究に取り組み、分裂しすぎた諸科学の再統合を志向している。著者に『ゼミナール宇宙科学』(東京大学出版会)、訳書に『銀河の世界』(エドウィン・ハッブル著、岩波書店)、『時間・空間・重力 相対論的世界への旅』(ジョン・アーチボルト・フィーラー著、東京化学同人)、『宇宙創世記 ビッグバン・ゆらぎ・暗黒物質』(ジョセフ・シルク著、東京化学同人)、『科学はひとつ』(学而図書)などがある。『科学はひとつ』は、「戎崎の科学は一つ」の記事を抜粋し、書下ろしの解説を加えて作られた。

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