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戎崎の科学は一つ

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2014年6月

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2014年6月4日 / 最終更新日時 : 2023年8月9日 戎崎 俊一 生命の起源

窒素とエチレンの混合ガスへのガンマ線照射によるシアン化水素合成

Oka et al. (1968)はエチレン(C2H4)と窒素(N2)のガス混合物に60Coからのガンマ線を照射するとシアン化水素(HCN)が形成されることを見出した。そのG値(エネルギー100keV当たりの分子生成数)は、照射時間により0.1-0.5だった。G値が、窒素ガスの分圧に依存しなかったことは、窒素原子か窒素原子イオンがHCN分子形成に関与していることを示している。OKA, T et al. 1968, Hydrogen Cyanide Formation in the Gas-phase…

2014年6月2日 / 最終更新日時 : 2023年4月29日 戎崎 俊一 生命の起源

硫化水素存在下におけるアルミナ触媒によるシアン化水素の生成:Hydrogen Cyanide Synthesis Catalyzed by Alumina in the Presence of Hydrogen Sulfide

BMA過程といわれる反応では、メタン(CH4)とアンモニア(NH3)を触媒(プラチナもしくはアルミナ(Al2O3))のもとで1200度Cに加熱すると、シアン化水素(HCN)が生成される(Endter 1958)。この反応はΔH=252kJ/molで強く吸熱的である。Hillbrand(1984)は、体積濃度10%の硫化水素(H2S)を加えることで、反応温度1000度CにおけるHCN収率が4倍(約80%)に増えることを発見した。Hillbrand, W. 1984, Hydrogen Cyanide …

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著者プロフィール

戎崎 俊一(えびすざき・としかず)
1958年山口県生まれ。大阪大学理学部物理学科を卒業後、東京大学理学系研究科天文学専攻に進学。NASA研究員、神戸大学助手、東京大学助手、同助教授を経て、1995年から理化学研究所主任研究員、2024年より同研究所客員主管研究員。天体物理学と計算科学を中心にそれらを含んだ学際研究に取り組み、分裂しすぎた諸科学の再統合を志向している。著者に『ゼミナール宇宙科学』(東京大学出版会)、訳書に『銀河の世界』(エドウィン・ハッブル著、岩波書店)、『時間・空間・重力 相対論的世界への旅』(ジョン・アーチボルト・フィーラー著、東京化学同人)、『宇宙創世記 ビッグバン・ゆらぎ・暗黒物質』(ジョセフ・シルク著、東京化学同人)、『科学はひとつ』(学而図書)などがある。『科学はひとつ』は、「戎崎の科学は一つ」の記事を抜粋し、書下ろしの解説を加えて作られた。

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