かんきつ類のの起源と進化: Origin and Evolution of Citrus

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アフリカとインド亜大陸の分裂時(7500万年前)に分岐したCitropsis属がアフリカで存続(中南部のコンゴ、ウガンダ、モザンピーク)、Pleispermium属(南インド、スリランカ、東インド諸島に分布)を含めたかんきつ類の共通祖先が、インドで存続した。後者は、インドのアジア衝突(4500万年前)でユーラシアに持ち込まれ、アッサムでかんきつ類として成立した(2000-3000万年前)、実際、かんきつ類の原種とされるCitrus Latipesが野生でインド北東部に分布している。かんきつ類の成立は、ヒマラヤの隆起開始のタイミングと一致しているかもしれない。みかんの原種とされるCitrus indica TANAKAもインド北東部に分布している(Malik et al. 2006)。

かんきつ類とその周辺植物の系統樹は、Penjoret al.2010が与えている。

マダガスカルにおけるかんきつ類の分布調査が待たれる。

1) 岩政正男、1976、柑橘の品種、静岡県柑橘農業協同組合連合会

2) Penjor, T. 2010, Phylogenetic relationships of Citrus and its relatives based on rbcL gene sequences, Tree Genetics & Genomes (2010) 6, 931-939.

3) Malik S.K. et al. 2006, Collection and characterization of Citrus indica Tanaka and C. macroptera Montr.: wild endangered species of northeastern India, Genetic Resources and Crop Evolution, 53, 1485-1493.