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戎崎の科学は一つ

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2014年1月

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2014年1月28日 / 最終更新日時 : 2023年4月26日 戎崎 俊一 その他

天皇制と祟り神の政治的効用: Political usefulness of Japanese Tenno and Curse God

日本の天皇制は、内乱による悲惨な市街戦による国民の被害を最小限にとどめるのに重要な役割を果たしてきた。天皇はサイレント・マジョリティたる無辜の民を代表する機能を持っている。内乱が起こったとき、最も有力で無害そうな権力者を選び保護を受ける。その際に、無辜の民(ご本人とその関係者も含めて)の安寧を約束させてきた。それ以外のことは政治に口出しせずに、権力者の意向に従われるのが、ほとんどの天皇の立ち位置だった。一方、権力者の方では、天皇の綸旨を使い、官軍を名乗ることで政治的に有利な位置を確保し、日和見・中立…

2014年1月28日 / 最終更新日時 : 2023年4月26日 戎崎 俊一 その他

祟られるということ:What is the curse?

昭和初期から終戦までの20年間、日本は悪霊にでも祟られているかのように打つ手打つ手がすべて悪手になり、良手になりそうな芽はことごとく途中で諦められて不完全に終わるということが続いた。こういうときは、組織が持っている価値観というかパラダイムが現実に合わなくなっていて、努力はしているのに、その方向が全く見当違いである場合が多いと思う。何かに祟られているという状況は、組織の大部分のメンバーが、何か重要な因子を忘れている状況であると仮に解釈してみよう。戦後日本は経済発展に邁進し大きな成功を得たが、平成に入っ…

著者プロフィール

戎崎 俊一(えびすざき・としかず)
1958年山口県生まれ。大阪大学理学部物理学科を卒業後、東京大学理学系研究科天文学専攻に進学。NASA研究員、神戸大学助手、東京大学助手、同助教授を経て、1995年から理化学研究所主任研究員、2024年より同研究所客員主管研究員。天体物理学と計算科学を中心にそれらを含んだ学際研究に取り組み、分裂しすぎた諸科学の再統合を志向している。著者に『ゼミナール宇宙科学』(東京大学出版会)、訳書に『銀河の世界』(エドウィン・ハッブル著、岩波書店)、『時間・空間・重力 相対論的世界への旅』(ジョン・アーチボルト・フィーラー著、東京化学同人)、『宇宙創世記 ビッグバン・ゆらぎ・暗黒物質』(ジョセフ・シルク著、東京化学同人)、『科学はひとつ』(学而図書)などがある。『科学はひとつ』は、「戎崎の科学は一つ」の記事を抜粋し、書下ろしの解説を加えて作られた。

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